アシックス空売りの理由

先週末にアシックスの空売りをしました。

保有株のアサカ理研リスクヘッジということで、同じ金額だけ空売りしています。

個別銘柄の空売りは危険ですのでお勧めはしません。

リスクヘッジであれば1357でもいいと思います。

ただ、なぜ、リスクヘッジを1357でなくアシックスの空売りとしたのかの理由は次の通りです。

 

まず、東京オリンピックが中止でないとして見てみます。

つまり、2021年7月に開幕すると考えてみます。

アシックスの現在(2020年10月26日10時40分)の株価は、23円安の1435円です。

株価が1400円であるためには、PER14倍として考えると、1株利益が100円ないと割高ということになります。

ところがアシックスの直近5年の利益を見てみますと、2016年12月期の1株利益82円が最高であり、それから落ち続けています。2018年は最終赤字、2019年12月期は1株利益37.9円です。

2019年12月期はコロナの影響は全くありませんでした。しかし、40円以下しか利益を上げていません。

2018年は11月に下方修正していますが、その理由は『欧米の売上が減少したため』でした。

これであれば、コロナがなくなっても、構造的に厳しいのではないか、最高でも1株益82円がMAXではないかと判断しました。

82円の14倍は1148円です。

 

次に、今年の中間配当は見送ったものの、期末配当を1株24円と前期の年間配当と同じ金額にしています。

すでに大赤字になることが確定的なのに、年間配当を前期と同じにしているのは非常にまずいです。もし減配または無配に修正したら株価は大暴落します。

株価維持のために24円配当を実行すれば、企業体力が弱ります。

どちらにせよ、企業判断としては間違っています。

今年の早い時期に、無配または未定とすればよかったのです。

後半に業績が回復した時点で、配当24円とすれば株価も暴騰します。

 

次に、東京オリンピックが2021年7月に延期されたことも、東京オリンピックのゴールドパートナーであるアシックスには非常に痛手でした。

予期せぬ出費が発生していると思います。

 

さて、このような状況で東京オリンピックが完全中止または2032年に延期などとなったらどうなるでしょうか。

この事態はもう考えておかなくてはいけない段階でしょう。

そういうことが発表されれば、日経平均も下落するでしょう。

そのリスクヘッジはしておいた方がいいと思います。

 

その場合、最も打撃なのは、東京オリンピックのゴールドパートナーです。

そのゴールドパートナーの中でも最も影響があるのはアシックスでしょう。

日本選手団のユニフォームも手がけていますし、なにより他のゴールドパートナーは巨大企業ばかりでアシックスが最も売上規模が小さいので、影響を受けやすいと思います。

                  (2020年10月26日午前11時)