住友林業を買った理由3

米国住宅事業  エリア広げ、年間5000棟突破

「全米ナショナルビルダーを目指す」。こんな掛け声とともに、住友林業は住宅メーカー4社を相次いで傘下に収めた。2013年、米南部テキサス州ダラスに本拠を置くブルームフィールド・ホームズに50%を出資した(2016年に65%を取得し子会社化)。シアトル地区は海や山に囲まれる地理的制約から宅地供給が限られ、新規エリアを模索していた。テキサス州半導体や航空機関連のハイテク産業で発展を遂げ、人口増加率も全米有数で、堅調な住宅需要が見込まれた。

翌2014年には同じテキサス州にあるギーエン・ホームズの株式51%を取得(2016年に100%子会社化)。ギーエンは年間販売1000棟超の大手で、ダラス、ヒューストン、オースティン、サンアントニオの主要都市に営業拠点を置くほか、隣州のアリゾナ州フェニックスにも進出している。

2016年、今度は東海岸に駒を進めた。ダン・ライアン・ビルダー(DRB)グループを子会社化(60%出資)した。同社はメリーランド州など東海岸6州をエリアとし、買収時の年間販売数は約1200棟。続く2017年1月には西部に転進し、ユタ州ソルトレークシティーにあるエッジ・ホームズ・グループの株式70%を取得し、子会社化した。

米・豪の住宅事業 4年で7倍に  利益貢献も大きく

海外では新たな案件も進行中だ。米国では昨年、海外初の賃貸住宅開発に着手した。南東部のノースカロライナ州で地元企業と共同で賃貸住宅と商業施設からなる複合施設をつくるもので、総事業費は約100億円。2019年中の完成を目指す。同じく昨年、インドネシア住宅市場への参入を発表。現地の不動産開発会社と共同でジャカルタ郊外に約160棟の戸建て住宅を建設、販売するプロジェクトで、東南アジアで初の戸建て分譲事業となる。

住友林業の事業セグメントは「木材建材」「住宅」「海外」「その他」の四つで構成する。1月30日に発表した2018年3月期の売上高見通しは1兆2200億円で、内訳は順に4360億円、4590億円、3480億円、370億円(いずれも連結調整前)。このうち「住宅」には賃貸住宅やリフォーム事業などが含まれる。「海外」には米・豪の住宅事業のほか、インドネシアなどでの建材製造事業を含むが、なかでも米・豪の住宅事業は2014年3月期に約330億円だったのが今期は3000億円規模と、この4年間で7倍という急拡大ぶりだ。

ここで見逃せないのは海外事業の利益面での貢献。2018年4~12月期の経常利益は前年同期比6%増の276億円。「住宅」が同31%減の84億円に対し、「海外」(建材製造を含む)は同35%増の156億円で、国内の不振をカバーする格好となった。

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2020年08月11日

米国Gehan Homes テキサス州最優秀ビルダーに選定
「2020 Star Awards(大規模ビルダー部門)」

 住友林業株式会社(社長:光吉 敏郎、本社:東京都 千代田区)の子会社で、米国テキサス州アリゾナ州で分譲住宅事業を展開するGehan Homes, Ltd.社(ギーエン ホームズ、当社グループ100%出資、以下Gehan社)は、このたび「2020 Star Awards」で、年間300戸以上の住宅を供給する大規模ビルダー部門の最優秀ビルダー賞(Volume Builder Grand Award, High(300 or more home volume))を受賞しました。

 

 「Star Awards」はテキサス州の大手ビルダー団体であるTexas Association of Buildersが主催する表彰制度で、1992年の創設以来28年の歴史があり、住宅ビルダーやリフォーム業者、デザイナーなど住宅事業に関連する法人・個人の優秀者を称えるものです。
 「2020 Star Awards」には、さまざまなカテゴリーに対し600を超えるエントリーがありました。最優秀ビルダー賞の受賞は、2010年、2017年に続き3度目の受賞です。

 

 同賞に加え、カテゴリー毎の部門賞のうち7つの分野で合計11の賞を受賞しており、Gehan社の事業活動が幅広く評価されました。

 



 当社グループの米国における住宅販売戸数は、2019年12月期には年間7,900戸を超え、豪州を含めると年間10,000戸体制を構築しています。今後も国内外の生活に関するあらゆるサービスを通じて、豊かな社会の実現に努めます。

 

 

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住友林業はすでに、日本での住宅販売数より多くの住宅を海外で販売しています。

海外事業が主力と言っていい態勢です。

ですから、アメリカの政策の影響を大きく受けます。

バイデンは、中低所得者層にも住宅を供給する政策ですから、リーズナブルな住友林業の家はかなり売れていくと思っています。