燃料電池車は水素ステーションがネック

ねこまる (180.199.64.8)  

ショーシャンクさん、こんばんわ。
以前、トヨタが水素で走る燃料電池車を開発している時に、 中国が国策として、EV政策を強く推進し始めたときに、 ショーシャンクさんは、トヨタ燃料電池車の開発をやめて、EVにするべきです、と仰ってた記憶です(間違ってたらすいません汗)。
その時に、トヨタが水素燃料電池車を開発すべきでない理由として、『水素の特性』という言葉で表現していたと思います。 その中身については触れられなかった記憶ですが、私は、3つ理由があるかなと思いました。製造コスト(水素生成方法)、安全性(水素爆発する性質)、重量(地球上の原子で最も軽く、身近に存在できない)です。(重量は予想です)
もしよろしければ、当時のお考えと今でどのように変わったのか、ご教授いただけないでしょうか。
中国がEV政策で世界を動かしたように、 今回米国が水素政策を始めたのですね。 水素について、上記課題をクリアするのに 必要な技術が山王ということでしょうか。

 

 

ねこまるさん、こんばんは。

そうですね。

今でも、燃料電池車を作る資金を全部EV開発に注ぎ込むべきだという考えに変わりはありません。

中国がEVに舵を切ったときに、その方向性は決まったからです。

燃料電池車はどうしても、水素ステーションという莫大なお金がかかるスタンドが必要です。

日本やアメリカでなんとかなっても、その他の国でそのようなインフラは普及しないでしょう。

いまでも、トヨタをはじめ日本車はEVの波に乗り遅れて凋落すると思っています。

トヨタも早くEVを開発していかなければ、もう遅れが取り戻せないほどになっています。

自動運転もしかりです。

日本の自動車技術でいま世界で圧倒的に優位に立ってる技術は何かあるでしょうか。

 

私がいま、水素というのは、再生可能エネルギーの蓄電池の代わりとしての役割に注目しているからです。

再生可能エネルギーで発生した電気で水から水素を製造し、その水素を燃料とするわけです。

 燃料として水素は燃焼させても水になるだけで炭素が出ませんので、理想的なのです。

 

ところが、燃料電池車を走らせるには、大きな費用がかかる水素ステーションが全国にくまなく必要なのですから、それをクリアしないとどうしても電気自動車と競合して勝つことはできないと思っています。

 

自動車というのは、台数を多く生産すればするほどコストダウンになりますが、燃料電池車の場合、水素ステーションというインフラのせいで世界中での普及は無理ですし、何よりも中国がEVに舵を切りましたから、燃料電池車の台数は稼げません。

そうすると、どんどんコストダウンするEVに比べ、価格競争力に差がどんどんついていくことになり、勝算はないというのが私の結論です。

 

ただ、自動車の燃料として使うと水素ステーションが莫大な数必要になりますが、通常の施設で水素を燃料として使う取り組みは実現可能です。

 通常のオフィスビルや住宅で、都市ガスや灯油や石油の代わりに水素を使うというのは、自動車を水素燃料にするよりははるかに簡単です。

脱炭素の切り札にもなります。

 

山王の水素透過膜ができれば、水素製造がはるかに安価に効率的になりますから、それに期待します。

 

 

ねこまる (180.199.64.8)  

ショーシャンクさん、コメントありがとうございます。
なるほど、水素事業全てを応援しているのではなく、あくまで蓄電池の代わりとして期待しているのですね。
トヨタはハイブリッド技術から燃料電池車に推進し、EVには全然力を入れていないですね。おっしゃる通り、自動車の技術で日本メーカー独自はないですね。
数年後、中国の地場メーカーが品質高い電気自動車を展開すると、コストも高い日本車は絶対勝てないですね。
(EVはEVで、震災のような大規模災害による停電時に使い物にならず、問題になるのではないかと想像しています)
現時点で水素を補給できるスタンドは、確かに非常に高く、普及は絶対無理ですね。もし、水素が蓄電池に代わり、効率的にエネルギーを蓄えれるようになり、 各家庭で蓄えてる水素を、自動車に供給できるシステムができれば、あるいは水しか出さない燃料電池車が最強の環境車になるかもですね。
山王の水素透過膜から、日本が世界をリードする時代になることを期待したいと思います。
まずは自動車ではなく、水素社会の実現ですね。 山王の技術に注目します。