来年から市場投入する水素製造装置「H2ハーモニー」
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世界初、低濃度アンモニア水から高純度水素を製造 燃料電池の発電に成功
2019年12月03日掲載

実証試験装置の全体フロー

木村化工機兵庫県尼崎市)、澤藤電機(群馬県太田市)、岐阜大学 工学部 化学・生命工学科 神原信志教授の研究グループは、低濃度アンモニア水から高純度水素を製造し、燃料電池発電に成功した。アンモニア排水を利用して発電するコンセプトは従来からあるが、実証は世界初となるという。

同グループでは、実証試験の解析により以下の見通しが立ったとしている。

  • 消費電力とCO2排出量を約83%減、NOxゼロのアンモニア処理システムの開発
  • 安価なCO2フリーアンモニア燃料の製造と安価なCO2フリー水素の製造、またH2 Harmonyの性能向上(開発目標達成)
  • これらにより、消費電力・CO2排出量ゼロ、NOxゼロのアンモニア処理システムの開発が可能となる

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H2 Harmony®

 

澤藤の水素技術で
「社会との調和」
「自然との調和」の実現

プラズマで
アンモニアから
99.999%
高純度水素生成達成

■プラズマ反応容器

プラズマ点灯中の様子

■プラズマ反応容器の仕組み

特許第6095203 号
「水素生成装置及び水素生成装置を備えた燃料電池システム」
国立大学法人岐阜大学・澤藤電機株式会社・株式会社アクトリー

■プラズマ技術の応用商品構想

快適な水素社会実現に向けて
本技術は国立大学法人岐阜大学と澤藤電機株式会社との共同研究によるものです。

水素を燃料に利用プラズマ水素生成燃料電池発電機

水素を供給

水素を排ガス処理に利用世界初プラズマ無触媒脱硝

特許第6085245号「無触媒脱硝装置及び無触媒脱硝方法」 国立大学法人岐阜大学・澤藤電機株式会社・株式会社アクトリー

■水素をつくる・ためる・つかう

アンモニアでためて、必要な時、必要な場所で燃料電池に使用できる高純度水素をつくる。

ためるアンモニアでためる

常圧で-33℃または
8.5気圧(20℃)

ボンベにためる

つくるアンモニアから
高純度水素をつくる

常温·常圧で
高純度水素を生成

プラズマ反応容器

つかう燃料電池で水素を使う

特許第 6150142号「エネルギー貯蔵輸送方法およびエネルギーキャリアシステム」 国立大学法人岐阜大学ウシオ電機株式会社・澤藤電機株式会社

■なぜアンモニア?

水素輪送手段
貯蔵手段
液化アンモニアの輸送
20℃、 8.5気圧で液化
水素の直接輸送
-253℃まで冷却し液化
700気圧の高圧縮

アンモニアボンベ1本で水素ボンベ9本分の水素量

水素で輸送するよりもアンモニアで輸送するほうが容易で効率的

 
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輸送するにも貯蔵するにも扱いづらい水素でなく、アンモニアで輸送や貯蔵をするとコストは非常に低く抑えられます。
 
また、低濃度アンモニア水から高純度水素ができるのは製造原価からも夢のような技術です。
 
山王とともに澤藤電機にも期待します。
                   (12月3日17時30分)