恒大集団の破綻危機

 ねこまる (180.196.183.120)  
ショーシャンクさん、こんばんは。 既にご存知のことと思いますが、 今、中国不動産大手の恒大集団に債務危機問題が発生しています。 経緯が分かりやすいサイトがありましたので紹介です。 https://shiomatome.com/436/ 香港ハンセン指数こそ暴落していますが、 世界は軒並み無反応のようです。 ショーシャンクさんは、この出来事については どう見ていますか? 私は、 恒大集団が9/21の債務利払い履行不能で 連鎖的に倒産ショックになると思います。 利払いのため、不動産を現金化しても、 不動産バブル崩壊のトリガーになりそうで。 中国政府が何か手を打つかですが、 不動産取引を規制する施策を行っていますし、 隠蔽体質なので、 取り返しのつかないことになりそうで、警戒してます。

 

 

ねこまるさん、おはようございます。

そうですね。

最近の中国政府の動向を見ますと、恒大集団は破綻し、それを救済しない可能性が高いと思います。

最大限、注意は必要でしょう。

しかし、上海総合指数は今のところあまり反応してないようです。

恒大集団が破綻することは、織り込み済み、または破たんしても中国経済にはそれほど影響がないと考えている、あるいは中国政府が株式市場を買い支えているのかもしれません。

とにかく、香港市場よりも、上海総合指数が重要ですから、最大の注意はしていきましょう。

           (2021年9月16日午前8時58分)

 

 

ねこまるさん、今日、恒大集団に関し、記事が出ていました。

これを読むと、恒大集団はひとつのきっかけにしか過ぎず、その根底に習近平のとんでもなく大きな企みがあるように感じます。

 

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(福島 香織:ジャーナリスト)

 中国では不動産バブルが崩壊するとき、こういう状況がおきるのだなあ、と改めて震撼した。

 中国最大の民営デベロッパー「中国恒大集団」の一部理財商品(資産運用商品)の償還が9月8日に期日通りに行われず、さらに9月13日に、広東省当局が、恒大地産が行っている不動産プロジェクトに対して完成予定の不動産を抵当とする融資申請を認めない旨を通達した、との噂が流れた。これらのことが引き金となって、恒大集団総本部がある深圳、支社のある上海や重慶四川省成都などの十数の都市で、数十人から数百人の理財商品購入者や個人投資家、住宅購入予定者がつめかけたのだ。

 ネットに流れる動画や写真をみると、群衆は、元金返金や建設再開を求めて、怒り、泣き叫び、企業関係者に詰め寄ったり、ガードマンともみ合ったり、興奮して失神したりしていた。ビルから飛び降りようとする社員もいた。恒大社員の中には、企業ノルマのために自分で自社の理財商品を購入していた者も多くいたのだ。年利7%をうたい文句にしていた理財商品は、もはや元本すら返ってくる可能性も薄い。まさに絶望と阿鼻叫喚の「取り付け騒ぎ」だ。こうした騒ぎが、これから全国に波及するかもしれない、と国内外のチャイナウォッチャーたちが固唾をのんで見守っている。

3つのレッドラインを越えて「兵糧攻め」に

 中国はこの数年、ずっと「不動産バブル」圧縮政策を、手を変え品を変えて行い続けてきた。それでもなかなか思うように不動産価格が下がらず、ついに昨年(2020年)に不動産融資制限政策「三道紅線」(3本のレッドライン)という「兵糧攻め」策を打ち出した。3本のレッドラインとは、「(1)資産負債比率70%超、(2)純負債資本倍率100%超、(3)手元資金の短期債務倍率が100%を割り込む不動産企業」に対しては銀行からの融資を制限するという政策である。

 この政策により、世界で最も資金調達能力の高い不動産企業といわれた中国恒大集団に、実は3000億ドル(1.95兆元)以上の債務があることが明らかになった。昨年の段階で1.95兆元の債務のうち有利子負債は8700億元あまりを占めていた。

 恒大は3つのレッドラインを越えていたため、銀行からの融資が制限される「兵糧攻め」に遭った。そこで恒大は、昨年から今年にかけて手持ち不動産を3~5割の値引きで投げ売りして、償還金や返済の穴埋めに充てようとしたが、それでは間に合わなかった。さらに一部地方政府は不動産バブルが急激に弾けることをおそれ、販売代理店に対して不動産の過剰な値引きを禁止する行政指導を行った。一部都市では、15%以上値引きして不動産を売ることができなくなった。

(中略)

許家印は2017年、フーゲワーフ長者番付1位になり、総資産2900億元の中国一の大富豪になった。アリババ創業者・馬雲と並んで貧困から身を起こした成功者の象徴であり、まさに中国の改革開放の申し子なのだ。

 しかも父親が抗日戦争に参加した英雄であり、本人も忠実な党員であり、2018年に全国政治協商委員にとなって政治にも参加。「恒大のすべてを党にささげる、国家にささげる、社会にささげる」と公言していた。

 だが、だからこそ、習近平は許家印をターゲットにしたのだろう。貧農の出身とはいえ立身出世を遂げ、エルメスのベルトを締めて政治協商会議に出席する資本家の共産党員は、習近平の掲げる社会主義の初心の姿ではないのだ。むしろ、習近平の政敵、江沢民の「3つの代表」論(共産党が先進的生産力、先進的な文化、最も広範な人民の利益を代表するという理論)を反映したものである。実際、許家印は習近平の天敵ともいわれる太子党の重鎮、曽慶紅ファミリーと親交が深い。

 とすれば、恒大集団が破綻したとして、それは、単に中国バブル崩壊の序章にとどまらない。ポジティブな意味の不動産産業構造改革という話でもなかろう。鄧小平以降の改革開放時代に区切りをつける象徴的な事象であり、改革開放時代を通じて資本家クラブに変貌していた共産党を、再び農民と労働者の党に戻し、富裕層からの富を奪い基層に分け与える社会主義的「共同富裕」社会を実現しよう、という「革命」の始まりと言えるかもしれない。

 だが、それはすなわち、貧しく暴力的な階級闘争が吹き荒れた過去の混乱した時代、みなが等しく貧しい時代に中国が後退するということにはならないだろうか。

 

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習近平は初めから本気で毛沢東を目指しています。

すべてを毛沢東の時代に戻そうとしています。

今起きているのは、新たな文化大革命の序章かもしれず、そうであればこれから暗黒の時代に突入します。

もともと極めて楽天的な私が、ここに至って、日本を世界を極めて悲観的に見るようになっています。

ちょっと、これから、世界の株式市場に激震が走るかもしれませんね。

本来であれば減価しかしないので買ってはいけない1552ですが、今回は買っていくかもしれません。

                (2021年9月16日午前11時11分)

 

 

今回の問題で、最も本質的なことは、習近平が恒大集団の破綻を望んでいるということです。

巨大とはいえ一民間企業の破綻という問題ではなく、江沢民との権力闘争の一貫であれば、これはかなりの変革となります。

                   (9月16日午前11時40分)